神奈川県自然環境保全センターが、神奈川県内ヒノキ林40箇所の着花点数の年変化の調査結果を発表しました。
平成31年春の花粉飛散量は、平成30年春と比べると大きく減少し、過去7年間で最少になるとの予想です。
調査結果によると、着花点数の平均値は28.1点となり、昨年度の80.8点(平成29年12月調査)を大きく下回ったとの事。ヒノキ花粉調査開始から7年間の平均値は46.9点で、今回の調査結果は、7年間で最も低くなっています。
【予測の根拠は?】
ヒノキは夏が猛暑であると次期の雄花の着花量は増える傾向にあります。また、結実が多いと次期の雄花の着花量は減る傾向にあります。
平成30年の夏は猛暑で着花量が多くなる気象条件でしたが、結実が多かったことが原因となって、雄花の着花量は減少したと推定されます。
神奈川県内ヒノキ林40か所の平均着花点数の年変化
(7年間の平均値:46.9点)
相模原市緑区の8か所が県北部の調査対象となっています。
【問合せ先】
神奈川県自然環境保全センター
研究企画部研究連携課
電話:046-248-0321