花粉を飛散する雄花
連年よりも多い大量飛散が予測
神奈川県自然環境保全センター(厚木市七沢)が、今春のスギ・ヒノキ花粉飛散量について、「いずれも昨年に比べて大幅に増加し、連年よりも多い大量飛散が予測される」と発表しました。
調査概要
調査
県北部、県央部、県北西部、県西部の4つの地域で、スギは計30カ所、ヒノキは計40カ所で実施。雄花の着花状況を1本ごとに観察し、スギは4段階、ヒノキは6段階で点数化。平均値を調査箇所の着花点数とした。
結果
スギ林の平均値は26年間の平均45・8点を大きく上回り77・8点で過去最高になった。一方、ヒノキ林も過去11年間で2番目となる59・8点という高い値だったという。
神奈川県自然環境保全センターの話
スギ・ヒノキともに猛暑だと雄花の着花量は多くなる傾向にあるとのことです。
今回の調査結果については、「7月の猛暑と、前年の雄花の着花がやや少なかったことが、着花量が多くなった要因と推定される」と分析しています。
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