『「自主療養」という新たな自宅療養』スタート
医療逼迫に備える「ステップ3」
対象
市販検査キットによるセルフテストや無料検査で陽性になり、6~49歳で糖尿病など基礎疾患がない重症化リスクの低い人。
概要
自分のスマートフォンなどから県の「自主療養届出システム」に氏名や住所、基礎疾患の有無、検査結果の画像などを入力し療養に入る。強制ではない。
システムに入力後の流れ
入力すると、勤務先や通学先に提出できる書類「自主療養届」が自動で発行される。
自主療養者は、LINEなどによる療養サポートを受けられることにした。
体調が悪化した場合は「コロナ119番」などで対応し、受診を勧められることがあります。
自主療養者に守ってほしいこと
法律に基づいて外出しないよう求めることはできないので、「行動を控えてくださいというお願いになる」になります。
コロナの感染拡大を防ぐ行動が求められます。
発生届の作成は無し
陽性になったら医師がつくる「発生届」が、自主療養にとどまる場合、作成されません。
患者数の扱い
県や保健所がある市は、医師発行の発生届を集約して患者数を発表していましたが、自主療養が始まった後は発生届と自主療養届の二つの件数を発表する方向になります。
今後の医療の方向
オミクロン株は若年層のほとんどが軽症なのが特徴です。
医療機関や保健所は、「50歳以上もしくは5歳以下」「血中酸素飽和度95%以下」「重症化リスク因子あり」といった条件を満たした「重点観察対象者」のフォローを優先します。
「酸素投与センター」再稼働
1日から搬送先決定までの応急処置「緊急酸素投与センター」が再開されます。
神奈川県は自主療養の仕組みを始めるステップ3では、入院対象者の条件を「血中酸素飽和度が95%以下」などとさらに絞ります。
しかしながら、自宅などで療養中に症状が悪化して対象者になっても、空き病床がなくてすぐ入院できない恐れがあります。
そこで神奈川県は、搬送先が決まるまで酸素投与の応急処置を行う「緊急酸素投与センター」を、2月1日から再び稼働させると発表した。
設置場所
神奈川県の宿泊療養施設「東横INN横浜スタジアム前Ⅱ」(横浜市中区)の3階に24床が用意されます。
機能
酸素投与のほか、常駐する医師の判断で発熱や嘔吐(おうと)などに対する投薬も行います。抗体カクテル療法は行いません。
2021年(昨年)の緊急酸素投与センター
昨年夏の第5波中の8月7日から9月30日まで横浜市内の別の宿泊療養施設(すでに運用終了)に設けられ、110人が利用しました。
この記事は、朝日新聞デジタル、1月27日の記事、『コロナ陽性、低リスクは「自主療養」医療逼迫備え移行決定 神奈川』を参照しています。
「新型コロナウィルス感染症 拡大防止」
3密を避けてオミクロン株の感染拡大を防ごう!
家に帰ったら、手洗い、うがい、除菌を忘れないでください。