映像を確認しながら119番通報者に的確な応急手当指導
相模原市消防局は7月24日、北里大学病院と民間企業2社と連携し、リアルタイム映像伝送システムを活用した実証実験を開始しました。
狙い
通報者のスマホなどを利用して火災や救急などの現場の映像を消防や医療機関が共有し、迅速で的確な対応につなげるのが目的です。。
リアルタイム映像伝送システム
スマートフォンやタブレット端末を利用して、火災や救急などの現場のリアルタイムの映像を消防の通信指令室や救急隊、医療機関が共有できるシステムです。
東京都や甲府市などでも同様の映像通報システムが活用され、全国の自治体で導入が進んでいます。
今回、市消防局が検証するのは2つの実証実験です。
「事故等発生現場での映像の共有」
119番通報を受けた際に現場の映像を通報者のスマートフォン等を通じて消防や医療機関と共有し、応急手当の指導をする実験
「救急搬送時の患者の容体の共有」
救急搬送中に救急隊員が医師と現状を共有し、指示を受ける実験
期待
通報者が言葉で説明することが難しい怪我の程度を救急隊や医療従事者が映像で確認することで、的確な応急処置の指導ができるようになることが期待されています。119番通報と併用して使用され、消防が通報者に対して、ショートメッセージで映像を共有するためのURLを送信するので、通報者側では事前準備をする必要はありません。ただ、スマートフォンやタブレット端末の操作が必要となる点や通信費を通報者側が負担する点が懸念点となっています。
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