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相模原市の都市鉱山 第2話!(2022/6/29)

金・銀30KG, 3700万円の収入

都市鉱山があるのは、相模原市南清掃工場。

2010年3月に竣工した南清掃工場は、高温で流動する砂(約14t(トン))を用いてごみをガス化し燃焼する「流動床式ガス化溶融炉」を採用しています。

この炉は底部に堆積した比重の重い砂(炉底砂・約2t)の中から、一般ごみとして廃棄された電子機器などに含まれる貴金属を回収できるということです。

プラントメーカーの神鋼環境ソリューション

相模原南清掃工場の設計・建設段階から携わっているプラントメーカーの神鋼環境ソリューション(本社・兵庫県/大濱敬織社長)は、運転・点検・補修を行う過程でこのことに着目しました。

2018年度から相模原市とともに貴金属回収の調査・研究を開始しました。

電子機器などは分別収集されることもあるため、実際に一般ごみからどの程度の金・銀が取れるかを調べてきました。

金・銀約30kgを回収、収益は3700万円

令和3年度に、相模原全市の焼却ごみから6回にわたり炉の底にたまった砂計12tを分析し、金と銀を回収した。回収した量は金が1万5427g、銀が1万5856g、合計30KG で、その時価総額は1億3000万円との事です。すごいですね。

回収などの費用に1億円近くかかり、収益は3700万円ということです。

収入の用途

収入(収益3700万円)は、清掃工場の補修費や環境啓発活動などに充てるそうです。

神鋼環境ソリューション大濱社長のお話

「今後はさらに回収効率を高める研究を進めていく。ほかの鉱石の可能性も探っていきたい」

「SDGsに取り組みながら、未来の健やかな環境と暮らしづくりに貢献していきたい」と続けた。

本村市長のお話(終始笑顔で)

「話を聞いた時は本当に驚いた。市民も喜んでいるのではないか。全国的にも注目され、お祝いの言葉や問い合わせをいただいている。循環型社会の構築という観点からも非常に意義深い」

レプリカ展示

現在、市役所本庁舎本館1階の「さがみはらインフォメーション」コーナーで、回収した実際の砂や金のレプリカのほか、ごみ分別の重要性、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを啓発パネルなどの関連資料が展示されています。(6月30日(木)まで)。

相模原市の担当者のお話

「今回は焼却炉の砂から貴金属を回収したが、市民ができるだけごみを分別することで、より効率的な資源の回収ができる」と、ゴミの分別の徹底を呼び掛けています。

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すごいですね!都市鉱山!

問い合わせ

相模原市環境経済局 南清掃工場

☎042-748-1133

 

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