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吉川啓示 スケッチ展ーけしきのゆくえー6 /21~7 /25 日市民ギャラリーで開催!

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第70回アートスポット展示「ギャラリースタッフセレクション」

相模原で生まれ育った日本画家・吉川啓示さんのスケッチが展示されます。

吉川啓示さんは、警察官として働きながらも、⻑年にわたり日本美術院を中⼼に活躍されました。

晩年は、日本国内から中国まで各地を巡り歩き、膨大な数のスケッチを描き残しました。

この展覧会では、相模原・緑区の作品を紹介します。

期間

2021 年 6 月 21 日(月 )―7 月 25 日(日)

会場

相模原市⺠ギャラリー アートスポット

時間

9:00−17:00

休館日

毎週水曜日

観覧料

無料

みどころ

淡いタッチで描かれた、四季折々の美しい自然や郷愁誘う街並み。一つ一つの作品から、優しいぬくもりが滲みだし、観るものに癒しを与えます。吉川啓示は当時、大切な思い出の詰まった故郷の「今」を後世に残したいと考え、矢立(携帯用の筆)を手に相模原のスケッチを始めたといいます。移り変わりの激しい昭和末期から平成初期にかけて描かれた街の表情は、令和を迎えた今、大きく変化したところと、変わらないところがあります。

政令指定都市となった相模原は、県内でも有数の高い都市機能を持つ街へと変化を遂げました。橋本駅周辺などは、リニア中央新幹線の開業にともない、今後ますます発展していくことになるでしょう。一方で、市内の至るところに豊かな自然が残り、今も変わらず人々の暮らしを見守っています。今回紹介するスケッチからは、相模原の歩みや歴史を感じとることができます。

また、展示作品の中には、相模湖の風景が複数点含まれています。ここは、1964 年の東京オリンピックの際に、カヌー競技の舞台となった地でもあります。そしてこの夏、津久井の山々が東京 2020 オリンピック競技大会において、自転車ロードレース競技の選手たちを迎えます。本展では、その周辺地域をはじめとした、旧津久井郡 4 町の雄大な自然を描いたスケッチも公開します。

目まぐるしく物事が変化する今の時代において、ゆっくりと街の様子を見つめる機会は少ないかもしれません。

スケッチを通して、自然と都市が共存する相模原の昔、今、そしてこれから先の〈けしきのゆくえ〉を想像していただければ幸いです。

作家略歴

1910 年 相模原市上溝に生まれる

1929 年 日本画家・片野湘雲に師事

1933 年 画家修業のため遊歴に出る(相模原〜京都を歩いて巡る)

1935 年 神奈川県の警察官となる

1941 年 召集を受け、満州・フィリピンへわたり、1946 年に帰国

1953 年 第 38 回日本美術院展に初入選 (以後、1990 年までに院展 30 回、春の院展に 31 回出品する)

1957 年 日本画家・前⽥⻘邨に師事

1971 年 矢立の筆によるスケッチを始める

1974 年 日本美術院の特待に推挙され、無鑑査となる

1979 年 相模原市⺠⽂化表彰を受賞

1991 年 「相模原百景」を上梓(以後、スケッチをまとめた画集を次々に刊行する)

2006 年 95 歳で逝去 

展示作品(一部)

 

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問合せ先

相模原市⺠ギャラリー

042-776-1262

この記事は、令和 3 年 6 月 17 日相模原市発表資料『吉川啓示 スケッチ展―けしきのゆくえ― 相模原・緑区より』を参照しています。

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