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「はやぶさ2」帰還 1周年、小惑星リュウグウの砂の分析結果、2つの最初の論文 発表!(2021/12/22)

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「リュウグウ」の砂の分析は、地球の生命の起源を探る手がかり

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の砂から、有機物が見つかったなどとする論文2本を、20日付の科学誌ネイチャー・アストロノミーに発表しました。

分析は、地球の生命の起源を探る手がかりになりそうです。

矢田達(とおる)JAXA主任研究員らのチーム

回収された試料を1粒ずつ測定、分類した「初期記載」の作業で得られたデータなどを詳しく分析し発表しました。

・水や有機物を含む鉱物に見られる特徴があること、

・反射率が低く真っ黒いこと、

(アスファルトよりも黒いそうです。)

・これまで地上で見つかったどの隕石(いんせき)よりも密度が低いこと

などが分かりました。

フランスのパリ=サクレ大学(Université Paris-Saclay)の天文学者セドリック・ピロジェ(Cédric Pilorget)氏らの研究チーム

・サンプルがさまざまな有機物が埋め込まれた粘土のような水和組成物からなること、

しかし、部分的には炭酸塩や揮発性化合物など異なる物質で構成されていたとのこと

等がわかりました。

リュウグウの砂は、太陽系の起源と進化を研究するための、現在唯一の収集物です。

はやぶさ2の成果、素晴らしいですね!

 

2つの論文は、下記のサイトから閲覧できます。(英語版です。)

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