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抗ウイルス薬「レムデシビル」紹介します。

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米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の発表

レムデシビルは、静脈注射で投与される抗ウイルス薬。

大規模な臨床試験の結果、プラセボ(偽薬)と比べCOVID-19患者の回復を30%以上早めることが示されたと発表した。

  • レムデシビルを投与された患者の回復期間の中央値は11日で、プラセボを投与された患者(15日)よりも31%短かった。
  • 致死率もレムデシビルを投与された患者では0%だったのに対し、プラセボを投与された患者では11.6%だった。 

臨床試験

2月21日から、米国、欧州、アジアの計68か所で1063人が参加し行われた。

最初の参加者は、日本で検疫が行われたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)」から米国へと退避させられ、ネブラスカ州の医療機関で治療を受けた米国人だったそうです。 

中国の臨床結果:信頼性に欠ける?

世界保健機関(WHO)の試験結果の要旨では、中国で行われた比較的小規模の臨床試験では有効性が示されなかった。

中国・武漢(Wuhan)で、患者237人を対象に行われた試験では、レムデシビルを投与した成人患者と投与しなかった患者とを比較。その結果、同薬の有効性は認められなかったとの事。

専門家の多くは、この臨床試験は参加者数が当初目標に達せず早期に中止されたことから、信頼性のある結論を出すには試験規模が小さすぎたと指摘している。

 

日本での承認

加藤厚生労働大臣は、「製薬会社から近日中に承認申請されると聞いているので、申請されれば、1週間程度で承認できるように指示した」と、明らかにしたと、報道されています。

 

早期の日本での承認、そしょて、患者への投与を期待しましょう!

 

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