自助 = 自分で自分を助けること
共助 = 家族、企業や地域コミュニティで共に助けあうこと
公助 = 行政による救助・支援、のこと
自助、共助、公助とは?
災害が起きたら、国や市が何とかしてくれる。自分は緊急避難グッズがあればOK。
そんな考えで良いでしょうか?
自助・共助・公助の概念の意味を理解して、国・都道府県・市・自治会・企業・家族・個人が、それぞれのパートで防災に取り組みませんか!
自助 (じじょ)
防災の基本は、「自助」です。
自分の命は自分で守る、自分のことは自分で助ける・なんとかする、ということです。
そのためには、緊急避難グッズや非常食を準備したり、家具の転倒防止対策をしたり、住宅の耐震補強といろいろなことができます。
自助は防災の基本です。まずは自分を守ることにより、家族や友人・隣人を助けにいくことができる、「共助」のベースになるからです。
「救助される人」でなく、「救助する人」になること、自助の取り組みの大事なポイントです。「救助する人」が多い地域は、防災に強い地域ですね。
共助 (きょうじょ)
防災の基本は「自助」、でも、自分で出来ることには、限界があります。また、子供、女性、年配の方、障害を抱えた方など、災害に強い人ばかりではありませんね。
「共助」とは、自分や小さな共助である家族だけでなく、自治会などの小さな地域コミュニティ単位で、防災としての助け合い体制を構築する、また災害発生時に実際に助け合うことです。
大災害発生時には、災害規模が大きくて、すぐには、救助隊に、あまり期待できません。むしろ家族や友人・隣人で助け合うことが重要です。
あなたが住んでいる自治会で行われる防災活動、防災訓練には、是非とも積極的に参加しましょう!そして地域の防災を盛り上げていきましょう。
公助 (こうじょ)
国民の生命・財産の安全を図ることは、国や地方公共団体の役割。災害発生時には、役場、自衛隊、消防署、警察署などによる救助活動、避難所開設、救援物資の支給、仮設住宅の建設などが行われます。
被害を減らすこと、減災の為に、国や地方公共団体は、避難所の指定、公園などの一時避難場所の整備、建物の耐震化工事に対する助成金の支給、災害情報の周知・徹底、などの取り組みを行っています。
これらの事前・事後の公的な対応を「公助」といいます。
公助は、国や地方公共団体がやることですが、地域事情に応じたきめ細かい施策を実施する事が重要です。積極的に関与し、協力しましょう。
みなさんが
「自分の身は自分で守る」 (自助)
「自分たちの地域は自分たちで守る」 (共助)
「これに足りない部分を行政機関が補う」(公助)
という考えを持ち、災害に備えることが必要ですね。