泳げ鯉のぼり相模川 終了
水郷田名の相模川河川敷で、千匹以上のこいのぼりが群泳するイベント「泳げ鯉のぼり相模川」が終了することが、12日にわかりました。
32年の歴史を重ね、毎年50万人近い方が訪れる相模原市のゴールデンウィークの風物詩がなくなってしまう事、非常に残念です!
終了の理由
・資機材の老朽化
資機材の更新には、最低でも数百万円の費用がかかる、しかし資金集めにめどが立たなかった。
・河川敷の形状の経年変化に伴い同じ場所での運営が難しくな ってきた。
昨秋の台風19号の増水で河川敷に大きな石が残り、復旧作業が必要。
・委員の高齢化と新しい担い手の不足
平成30年度から実行委員会や役員会で、今後の開催についての検討が重ねられてきたとの事です。そして、2月8日の会合で終了が決定され、12日に相模原市から発表されました。
本村相模原市長のコメント
「泳げ鯉のぼり相模川」は、子どもたちの健やかな成長を願い、明るい未来へ夢を 託すとともに、ふれあいと交流の場として続けられ、多くの子どもたちや親御さんの良い思い出となり、また、市内外から訪れた多くの方々に長らく親しまれてきました。
本市におきましても、この行事が継続できないか検討してまいりましたが、実行委員会のご決断を尊重することといたしました。この行事が終了されることは寂しい思いがいたしますが、長年に渡り、この事業に取り組んでいただきました実行委員会の皆様やご理解ご協力をいただきました田名地区の皆様をはじめ、この行事に関わったすべての皆様に心より感謝を申し上げます。
問合せ
相模原市商業観光課
電話:042-769-8236
令和2年の「相模の大凧まつり」
5月4日(月)・5日(火)に開催予定です。
楽しみですね!
「泳げ鯉のぼり相模川」について
主催
泳げ鯉のぼり相模川実行委員会(会長兼実行委員長 永保 固紀 氏)
目的
子どもたちが立派に成長することを願い、大空せましと泳ぎまわっていた昔懐かしい鯉のぼりを、自然に恵まれた魅力ある相模川に再び群泳させ、人と人との出会いとふれあいの場を提供するとともに、子どもたちに夢や思い 出を与え、さらに「母なる川、相模川」を共有する人々による新たな文化の 創造に寄与すること。
開催期間
昭和 63 年から令和元年まで(32回)
概要
相模川の両岸に渡した5本のワイヤーに、約 1,200匹の鯉のぼりを取り付けて青空に泳がせる行事。多くの方が来場する相模原市を代表する観光行事。
開催場所
相模川高田橋上流(水郷田名)
昨年の開催結果
4月29日~5月5日(7日間)、来場者数 466,000人、鯉のぼり1000匹。