児童相談所引き継ぎマニュアル
相模原市は、児童相談所が支援した児童が転居した際、転居先の児童相談所に情報を引き継ぐためのマニュアルを策定したと発表しました。
背景
今年5月に父親を殺害した容疑で横浜市内に住む少年(16)が逮捕された事件で、3月上旬まで父子が暮らしていた相模原市の児相が父親による虐待の疑いを把握しながら、転居先の横浜市の児相に伝えていなかった。こうした支援の切れ目が生じないよう、市の独自基準を定めた。
独自基準は?
国の通知では転居確認後に速やかに転居先の児相に連絡するようにとなっていますが、相模原市のマニュアルは予定を把握した時点で、情報を伝えることになっています。
保護者に電話で連絡ができなかった場合も転居先の児童相談所に連絡した上で、時間帯や曜日を変えて、できる限り連絡を試み、20日以内に引き継ぎ協議を行うとの事です。
具体的な内容
転居予定を把握した時点から移管引き継ぎ完了まで、19項目のチェックリストを作成して、手順を明文化しました。神奈川県内や近隣の児童相談所に示して理解を求めてゆきます。
相模原市児童相談所総務課の担当者は「再発防止を図ることで、子どもの安全や命を守っていきたい」と話されています。
是非、前向きな対応を、宜しくお願いいたします!