明治時代から昭和初期にかけて相模川流域の住民にとって生活の足だった木製の帆掛け舟が、7月17日まで、「れんげの里あらいそ」(相模原市新戸)の相模の大凧(おおだこ)センターで展示されています。
帆掛け舟を保管、展示している磯部民俗資料保存会のお話では、この舟は長さ8メートル、幅約1・5メートル。数十年前に造られた釣り船を改良したもので、船体には杉が使われています。この船は、70年位前に相模川にダムや堰(せき)ができるまで、川を上り下りしていました。舟は河川敷で採石された石垣用の玉石を平塚市の河口まで運搬し、玉石は東海道線に乗って全国に運ばれたという。
1983年に相模原市内の農家で、当時の帆が発見されたことをきっかけに、住民有志が保存会を結成。毎年展示を続けています。
日程:令和元年6月17日(月)~7月12日(金)
午前9:00~午後6:00
場所:相模の大凧センター 展示ホール
入場料:無料
【問合せ】
新磯ふれあいセンター・相模の大凧センター
TEL:046-255-1311 FAX:046-255-1361
【公共交通機関利用】JR相模線相武台下駅より徒歩10分/神奈中バス「常福寺」バス停目の前