第3回矢部矢部地区六自治会協議会(会員2,316世帯)
ふれあい盆踊り実施に伴う自治会加入促進
事業の背景と目的
地域住民の高齢化に伴う自治会退会や、マンションの増加による地域への無関心化は、いずれの地域でも同様と思われるが、隣に住んでいる人の顔さえわからないような状況では、「災害時にどうするのか?」という以前に人として寂しい限りであり、せめて挨拶の出来る環境を作っていきたいと考えた。
そこで、老若男女・世代を超えた交流を通じて、住人に広く地域への愛着心を持ってもらうこと、さらには、自治会活動・消防団活動等を広く知ってもらい、自治会からの退会抑制と新規加入の促進を図ることを目的として、盆踊りを地区内の神社の境内で実施し、これに併せて本事業を企画した。
事業の内容
・加入促進ののぼり旗を作成し、矢部地区内の要所に設置した。
・「自治会は自分の為・みんなの為に」をキャッチフレーズに、加入促進チラシを作成し、加入世帯はもとより、未加入世帯に配布した。チラシの裏面には近隣の一時避難場所・広域避難場所・避難所を図示し、多くの人に関心を持ち、保管してもらえるように配慮した。
・総事業費:85,780円(盆踊り全体:614,147円) うち交付金額:79,000円
事業の成果と今後の展望
ふれあい盆踊りも3回を迎え、過去の参加者はもとより、自治会未加入者にも積極的に参加してもらえるようになった。本事業によるチラシ・のぼりの効果とも相まって、常時行っている加入促進のアプローチがしやすくなったと考えている。しかし、120人余りの協力を得て運営している盆踊りは、地域の一大行事になりつつあるが、一般参加者、参加すらしてくれない人にどのように自治会の仲間に入ってもらうかは引き続き難しい問題と感じている。
加入促進は、事業やグッズで引き付けるのか、常に加入の為の意識持ち続け未加入者に働きかけるのか、役員の負担は増えないか、といった加入促進の難しさはぬぐえないが、盆踊り及び本事業が地域への愛着・加入促進の一助になればという思いで、事業の継続を考えている。
※地域活性化事業交付金とは、「より住みやすいまちを目指す!」、「地域を盛り上げる!」など、地域の活性化や課題解決に向け、地域のみなさんが自主的に実施する事業に対して市が交付する交付金です。
問合せ先
中央地区まちづくり会議事務局
(中央区役所地域振興課本庁地域まちづくりセンター内)
℡042-707-7049 担当:渋谷