サンプル採取した試料の光学顕微鏡像=JAXA提供
20種類以上のアミノ酸検出
はやぶさウィークを目前にして、「はやぶさ2」が「リュウグウ」で採取したサンプルの分析で、生命に関係が深いアミノ酸が20種類以上検出されたことが分かりました。
地球に生命誕生時に、有機物がどこからきたかの課題への仮設
大きく2つの仮説があり、どのように生命が誕生したのか考えるうえで重要なテーマになっているとの事です。
仮説①
地球の太古の大気中でアミノ酸が作られたというもの。
誕生した直後の地球は非常に高温で、アミノ酸や有機物は存在できなかったと考えられていて、その後、徐々に冷えて化学反応が起き、アミノ酸が生成されたというものです。
仮説②
アミノ酸を多く含む小惑星などが隕石となって地球に生命の材料をもたらしたというものです。
地球に落下した隕石を詳しく分析すると、アミノ酸が検出されるケースが多数、報告されるようになり、この仮説を補強していると考えられているそうです。
横浜国立大学の小林憲正名誉教授のお話
「画期的な成果だ。こうしたアミノ酸が地球の生命の誕生につながったかもしれない。アミノ酸は宇宙では特殊なものではなくかなり普遍的に存在することを示す成果だといえる」
「アミノ酸の中には生命との関係が薄いものもあるので、今後、地球の生命に欠かせないタンパク質をつくるアミノ酸などがどれくらい含まれているか注目している」
はやぶさ2の成果、素晴らしいですね!
はやぶさウィーク
6月11日(土)から、2022年の『はやぶさウィーク』が始まります。
JAXAや市立博物館で、はやぶさ2、リュウグウの石などの展示が、楽しめます!
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この記事は、2022年6月6日 18時53分NHK Web News『小惑星「リュウグウ」砂などから “生命に関係深い”アミノ酸』を参照しています。
「新型コロナウィルス感染症 拡大防止」
外出から家に帰ったら、手洗い、うがい、除菌を忘れないでください。