救えるいのちを救うために、人との接触機会を徹底的に減らしてください。
8月9日の神奈川県の感染者数は2166人。
横浜市が1139人、川崎市が424人、相模原市も171人です。
年代別には、50代までで全体の9割以上となっています。
神奈川県は、人との接触を避ける事を県民に要請、県内のすべての海水浴場の閉鎖を依頼し、海への大きな人出を減らしてゆきます。
神奈川県のHPに掲載された黒岩知事のメッセージを転載します。
本県に緊急事態宣言が発出されて1週間が経過しましたが、新規感染者が2,000人を超えるなど、これまで経験したことのない、まさに感染爆発の状況が続いています。
コロナ患者を受け入れる病床は急速にひっ迫し、入院や搬送の調整が極めて難しくなっています。搬送先の決まらない救急車が、何時間も待機する状況がすでに始まっています。
県は、医療機関に対して、コロナ患者の受け入れ病床を最大に引き上げるとともに、医師が急を要さないと判断した場合には、入院や手術を先延ばしして、コロナ患者への対応を強化するよう要請しました。
県は、このように医療体制を守るため、これまで最大限の対策を講じてきましたが、それでもあまりにも感染者の増加が激しいため、必要な医療が提供できない、救えるはずの命が救えない、いわゆる「医療崩壊」が始まりつつあります。
現在の感染爆発は、人流の増加に、感染力が非常に強いデルタ株が拍車をかけていることが原因とされています。
デルタ株は、これまでの新型コロナウイルスとは全く違います。ウイルスの排出量は、従来株の1,200倍です。その感染力は従来株の2倍、インフルエンザの3倍と言われています。人が接すれば、いつでもどこでも感染する可能性があります。
要するに「人混みは危険」です。
県民の皆さん、今は、混雑するレジャーや買物などは、控えてください。県では、地元市町や関係団体のご理解を得て、県内のすべての海水浴場の閉鎖を依頼し、海への大きな人出を減らしていきます。
事業者の皆さん、今こそテレワークを徹底し、混雑の中で通勤する従業員を減らしてください。
医療崩壊を防ぎ、緊急事態宣言をできるだけ早く終えるためには、新規感染者を今より減らしていくことしかありません。
そのためには、一人ひとりが、人との接触機会を徹底的に減らし、感染防止対策を継続することが必要です。
災害ともいうべき、現在の感染爆発を抑えるために、ぜひ、皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
令和3年8月9日 神奈川県知事 黒岩祐治
黒岩知事のメッセージ(動画)はこちら☟
緊急事態宣言発出に係る県の対応について
(宣言後の感染激増を踏まえた対応強化)はこちら☟
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/78228/03_kinkyuuzitaisenngenngokyoukasaku.pdf
3密を避けて、新型コロナウィルス感染症の感染拡大を防止しよう!