昨年12月に行われた緊急譲渡会の様子(写真提供=市生活衛生課)
多頭飼育崩壊相次ぎ、条例改正へ
相模原市は、犬または猫の6頭以上の飼育に届出を義務付ける改正条例案を市議会に提出しました。
ペットの犬や猫が増え過ぎ、適切に飼育できなくなった状態「多頭飼育崩壊」を防ぐのが狙いで、2025年4月に条例を施行させたい考えです。
「多頭飼育崩壊」とは
増え過ぎたペットの犬や猫の適正な飼育ができず、動物の健康状態が悪化したり、悪臭や害虫が発生したりすることです。
相模原市では2021年から23年の3年間で7件(196頭)の多頭飼育崩壊が発生しました。全て猫のケースでした。
相模原市の対応
相模原市は不適切な飼育を早期に発見するため、2023年8月から研究者や自治会役員、県動物愛護協会役員らで構成される検討委員会を設置し、届出制度について検討してきました。
2024年6月から7月のパブリックコメントを経て、9月の定例会議に改正条例案を提出しました。
改正条例案のポイント
犬6匹以上または猫6匹以上の飼育に届出を義務付け、届出をしなかった場合や虚偽の届出をした場合、5万円以下の過料を処すという内容です。
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