変異ウイルスにも対応
塩野義製薬の木山竜一・上席執行役員医薬研究本部長が読売新聞のインタビューに応じ、国内で治験中の新型コロナウイルスワクチンについて、年内に最大3000万人分の量産体制を整える方針を明らかにしました。
新工場を建設
新工場は、提携先の医薬品製造会社「ユニジェン」の敷地内で5月に着工しました。
完成すると、既存の池田町の生産設備と合わせて3000万人分のワクチン製造が可能になるとの事です。
塩野義製薬のワクチン
「遺伝子組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるワクチンです。
ウイルスの遺伝子情報を基に、昆虫細胞を使って人工的にたんぱく質を培養して作り、ヒトや動物の細胞を使う方法よりも、大量生産に適しているとされています。
すでにインフルエンザワクチンなどで実績があります。
変異ウイルス対応
変異ウイルスに対応するワクチンの開発を進めていることも明らかにされました。
「様々な変異ウイルスにも対応したい」との事で、有効性の検証を急ぐ考えです。
コロナ治療薬
塩野義製薬は新型コロナ治療薬の治験を近く国内で始めるとの事です。
目指しているのは、飲み薬での実用化で、治療薬はどこよりも早く実用化したいとの事です。
国内でのワクチン開発、うれしいニュースです。
期待しましょう!
この記事は、読売新聞オンラインの2021/6/10の記事『塩野義、年内にワクチン「3千万人分」量産へ…変異ウイルスに対応も』を参照しています。
3密を避けて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しよう!