見えてきた太陽系天体の形成過程
宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」の観測で、小惑星「りゅうぐう」の表面を覆う岩や小石が、低密度でスカスカなこと、隙間だらけの物質でできた天体だった事を明らかにした。
リュウグウの形成シナリオ
(1)ふわふわのダストが集まって成長
(2)微惑星(ダストから成る小さな惑星)が形成
(3)さらに微惑星が成長、スカスカな母天体が形成(中心部は圧縮されて密度が増大していた可能性あり)
(4)天体衝突で母天体が破壊。母天体の外側の物質が拡散し、中心部も露出
(5)再度集積し、密度のやや高い岩も表面に露出。自転が速いために赤道付近がふくらんだ形状に
(6)その後、何らかの理由で自転が遅くなり、軌道も変化。現在のリュウグウに
JAXA岡田准教授の説明
「つまんだらすぐ砕ける、インスタントコーヒーの粉のよう」
*わかりやすい例えですね!