中央地区みんなの食堂ネットワーク 「ふじみ」みんなの食堂(会員8名)
事業の背景と目的
今や社会問題となっている都市部における子どもの「貧食」や「孤食」は、中央地区においても例外ではない。夫婦共働き家庭や一人親家庭の増加、また核家族化の進展により、子どもがいつも大人の愛情に溢れる温かい食事をとることが難しい家庭が多く存在する。
そのような環境の中、「子どもたちに生活の基本である温かい食事を提供することで安心感を、また親子で一緒に参加してもらうことにより、親にも地域とのつながりや連帯意識を感じてもらい、今後の子育てに地域との関わりを活かすきっかけとしてもらう」ことを目的として実施した。
事業の内容
・「みんなの食堂」の開催(原則として月に2回、第1・3木曜日)
・ バザーの開催(平成29年11月18日 公民館まつりにて)
・ 講演会の開催(平成30年 3月24日 )
・ 総事業費:162,721円 うち交付金額:71,000円
事業の成果と今後の展望
今年度からは原則として月に2回、第1・3木曜日に固定しての開催としたことで一層の周知が進み、毎回、子どもと大人に関わらず多くの参加者が訪れた。子どもと大人(親)が、一人でも一緒にでも気軽に利用でき、楽しく食事を取ることができる場として、また世代間・地域間交流の場としてなど、一定の役割を果たすことができたと考えている。
また、子どもの「食」に関する講演会・活動報告会を開催し、地域で「食」を通して子育てに関する課題等を考える機会を作ることができた。
今後は、そもそもこのような場に積極的に参加すること自体が難しいほど深刻な貧食や孤食の問題を抱えた家庭や、子育てに対して重大な悩みを抱えた親へのアプローチなど、いかにしてより深く事業目的を追求していくかが課題である。
※地域活性化事業交付金とは、「より住みやすいまちを目指す!」、「地域を盛り上げる!」など、地域の活性化や課題解決に向け、地域のみなさんが自主的に実施する事業に対して市が交付する交付金です。