JAXAの発表《はやぶさ2からのクリスマスプレゼント》
「はやぶさ2」が「りゅうぐう」で採取した試料を収めたカプセルから、大きさ1センチ近い小石が見つかったと発表しました。
2019年7月の着陸で採取した試料を収める区画(C室)から見つかっており、りゅうぐうの地下物質の可能性があるとの事です。
はやぶさ2からのクリスマスプレゼントですね!
左は1回目の着陸時に採取したA室、
右は2回目の着陸時に採取した地下の物質が入っているとみられるC室。(JAXA提供)
「サンプルキャッチャー」の3区画
A室には黒い砂
カプセル内の試料を収めた容器「サンプルキャッチャー」は3区画に分かれています。
15日に開封したA室には、19年2月の着陸時に採取した直径数ミリ程度の砂が入っていました。
C室には小石、B室には砂
21日に開封したB室とC室を開封しました。
C室には19年7月の着陸時に採取した砂や5ミリから1センチ近い小石が複数見つかりました。このC室には人工クレーター作成時に噴出した地下物質が入っているとみられます。
C室の砂や小石は予想よりも硬く、計量などのために拾い上げても崩れることはなかったそうです。
B室からは2回の着陸の間に実施した接近観測などの際に入ったとみられる黒い砂粒が見つかったそうです。
JAXA臼井寛裕教授のお話
C室の試料について、「着陸地点の岩盤が固く、大きな粒子が入りやすかった可能性がある」と説明。地下物質かどうかを確定するには、より詳細な分析が必要だと話されました。
はやぶさ2、素晴らしいですね!