米アリゾナ州立大学の研究チームが、初代はやぶさが2010年に地球に持ち帰った小惑星「イトカワ」の表面物質から、かつて「水」が存在していた証拠を発見した!
【イトカワの微粒子は世界の研究者へ】
初代はやぶさは、イトカワの表面から採取した微粒子(サンプル)1500個以上を地球に持ち帰った。微粒子は、JAXAを通じて日本をはじめ、世界中の研究者に提供され、現在も分析が続いています。
【アリゾナ州立大研究チームの発見】
5つのサンプルを託されたアリゾナ州立大の研究チームは、「Nano SIMS」というイオンビームによる最先端の顕微鏡を使って、微粒子を構成する元素を分析。その結果、人間の髪の毛の半分近い厚さのパイロキシンという鉱物の結晶内に、水があったことを示す水素同位体を発見しました。研究チームは「地中深くには、もっとたくさんの水が存在するかもしれない」と指摘しています。
アリゾナ州立大学のチームは、小惑星リュウグウを探査中のはやぶさ2のサンプル分析にも参加する予定です。
「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見の記事はこちら
今度は、「はやぶさ2」ですね!
「はやぶさ2」の活躍を、応援しましょう!