次の探査先は小惑星「1998KY26」
JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に最接近した後に目指す探査先に、小惑星「1998KY26」を選びました。地球と火星の間を回る二つの候補から、探査機が受ける太陽の熱の影響などを考慮して決めた。もう一つの候補、小惑星「2001AV43」の場合、飛行ルートの関係で、探査機が太陽の高熱で故障する懸念がありました。
小惑星「1998KY26」への到着の予定は、2031年7月ごろの見通しです。
小惑星「1998KY26」とは
球状で直径約30メートルの小惑星。約10分に1回、自転しています。高速で自転する小惑星を探査するのは初の試みです。
カメラを使い、どのような物質でできているかなどを探査します。
はやぶさ2が探査した小惑星リュウグウと同様に、水や有機物に富むタイプの可能性があり、リュウグウとの比較研究も期待されるとの事です。
はやぶさ2の予定
はやぶさ2は、2020年12月5日にリュウグウの石や砂が入っているとみられるカプセルを分離して、12月6日に豪州の砂漠地帯に着地させる予定です。
はやぶさ2の探査機本体はそのまま飛行を続け、地球の重力を利用した軌道変更を2回実施し、その後、10年程度かけて1998KY26を目指します。
がんばれ「はやぶさ2」‼