舘野鴻絵本原画展「がろあむし 描かれた相模原の自然」開催
舘野鴻(たての ひろし)さんは、昆虫の体毛の一本一本まで描く細密な絵と、生と死を見つめる特異な視点のストーリーで、幅広い年代にファンを持つ絵本作家です。
相模原市立博物館では平成 25 年に絵本『ぎふちょう』の原画展を開催し、大好評でした。
絵本『がろあむし』
この絵本は、令和 2 年に刊行されました。
主に相模原市内で調査・取材して制作され、これまであまり注目されてこなかった、地下に生息する生き物に視点を当てた話題作です。
“ガロアムシ” ときいてすぐにその姿が思い浮かぶ人はあまりいません。それは私たちがふだん、ほとんど意識することがない、崩れた崖下の、地下のすき間に生きる虫だからです。絵本『がろあむし』は、そんな知られざる虫の生態を相模原市内の生息地で取材し、作られています。
今回の展示
今回は、原画とともに、作画のためのメモやラフ画、調査用具なども展示して、制作の様子に迫ります。
この展示では、全ページにわたり納得するまで徹底的に観察した上で描かれた、細密な原画を公開します。また、作者である舘野鴻さんの制作の様子を、ラフ画や観察用具など豊富な資料から迫り、さらにガロアムシの他にも、絵本に登場している土壌動物を、写真家の吉田譲さんによる美しい生態写真で紹介します。
舘野作品の世界観を、是非、この機会にご堪能ください!
展 示
舘野鴻絵本原画展「がろあむし 描かれた相模原の自然」
期 間
令和 4 年3月 26日(土)~令和 4 年6月5日(日)
開館時間
午前 9 時 30 分~午後 5 時
休 館 日
3月28日をのぞく毎週月曜日、5月6日(金)
場 所
相模原市立博物館 特別展示室
観 覧
無料
関連イベント
いずれも事前申し込み制です。
申込み方法などは、以下の博物館ホームページをご覧ください。
舘野 鴻(たてのひろし)さんのプロフィール
1968年横浜市に生まれる。
故・熊田千佳慕に師事。演劇、音楽活動などを経て環境コンサルタントの生物調査員となり、広く国内の野生生物に触れる。その傍ら景観図や図鑑の生物画、解剖図などを手掛けるようになり、2005 年から絵本の制作を始める。『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童出版文化賞受賞。
おもな絵本・著書に『しでむし』『ぎふちょう』(偕成社)『あまがえるのかくれんぼ』(かわしまはるこ 絵、世界文化社)、『宮沢賢治の鳥』(国松俊英 文、岩崎書店)など多数。
博物館へのアクセス
問合せ先
相模原市立博物館
担当者 秋山さん
Tel:042-750-8030
この記事は、令和4年3月9日相模原市発表資料『地下の生きものを描いた異色の絵本原画展を開催!』を参照しています。
https://sagamiharacitymuseum.jp/
新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、内容や会期が変更になる場合があります。最新の情報は相模原市立博物館のホームページで確認できます。
「新型コロナウィルス感染症 拡大防止」
3密を避けてオミクロン株の感染拡大を防ごう!
外出から家に帰ったら、手洗い、うがい、除菌を忘れないでください。