「夏の大三角」の一角をなす「こと座」を放射点とする「4月こと座流星群」が4月23日の未明に活動が極大となります
見頃は、22日の深夜~23日の未明で、極大時刻は明け方4時ごろと予測されています。
4月23日の月は、月齢21の下弦前の半月で0時30分頃に南東の空から昇り始め、薄明るく夜空を照らすため条件はあまり良くありません。月が出る前の時間で観察するのが良いのですが、極大時間が午前4時頃となり、薄明が3時30分ごろから始まってしまいます。
4月こと座流星群の特徴
4月こと座流星群の母天体となる彗星は、P/1861G1サッチャー彗星で、母天体の中でも最も長い周期をもつものです。
もともと流星数が多い群ではないので、流星の出現を目撃できれば幸運だと思うくらいの気楽さで観察しましょう!
この流星群は、流星の速度が比較的ゆっくりしていること、明るい流星が多く火球クラスの流星も過去のデータにあります。
観察のコツ
こと座が22日午後8時ごろから東の空に昇り始める時間帯から観察を始め、月が昇り始めたら、月明かりを避けて、月から離れた方向を中心に空を見渡しながら流れ星を待ってみましょう。
少ないながらも明るい流星の割合が高いので、目にできれば印象に残りそうです。
さらに、明け方の東の空には、月、土星、火星、金星、木星が並んで昇り、惑星の集合を観察することができますから、惑星観察もお勧めします!
「新型コロナウィルス感染症 拡大防止」
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家に帰ったら、手洗い、うがい、除菌を忘れないでください。