ワクチンへの取り組み
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、各国がワクチン必要量を確保する動きが活発化しています。ワクチンは感染症の予防に使われ、接種することで体内にウイルスなどに対する免疫を獲得できます。コロナの感染を防止する決め手です。
主な開発企業と支援国・機関
海外からの調達
米ファイザーと独ビオンテック
7月31日、日本で来年6月末までに1億2000万回分(2回投与で6000万人分)を供給する計画を発表しました。早ければ10月にも米国で緊急使用許可を取得するための手続きに入る計画です。
英アストラゼネカと英オックスフォード大学
約1億回分調達を協議中です。
国内での取り組み
大阪大学発バイオ企業のアンジェス
100万人分(実用化時期は21年春目標)を目指しています。
塩野義製
3000万人分(同21年秋目標)の供給を目指しています。
不足分は海外から調達
国産メーカー分だけでは全国民分には到底届きません。しかも投入時期も欧米メーカーに比べ遅れそうです。必要なワクチンは、海外からの調達となります。
厚労省も、新型コロナの感染拡大に歯止めをかけるため、国産ワクチンの開発を支援するとともに、海外製薬大手などからの調達も探っています。
一日も早いワクチン供給が、待ち遠しいですね!