今年から全国で運用!
昨年、関東甲信の1都8県で試行された「熱中症警戒アラート」。
今年から全国での本運用がスタート、4月28日(水)から情報提供期間に入ります。
暑さ指数が33℃以上でアラート
「熱中症警戒アラート」は都道府県等の地域ごとに発表されます。
ある場所で暑さ指数(WBGT)が33℃以上になると予想された場合、都道府県単位で、
『前日の17時頃』と『当日の5時頃』に「アラート」が発表されます。
暑さ指数(WBGT)
(1)気温 (2)湿度 (3)熱環境の3つを取り入れた指標です。
指数の算出に湿度が7割を占めているのが特徴で、気温と同じ単位(度・℃)を使用しますが、気温とは異なるものです。
「熱中症警戒アラート」
暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
従来の高温注意情報を、熱中症の発生との相関が高い暑さ指数(WBGT)を用いた新たな情報に置き換え、暑さ指数(WBGT)が33℃を超える場合に「熱中症警戒アラート」が発表されます。
1954年に、熱中症を予防することを目的としてアメリカで開発されました。
熱中症警戒アラート発表時の予防行動のポイント
1.気温・湿度・暑さ指数を確認しましょう
・身の回りの気温・湿度・暑さ指数(WBGT)を測定しましょう。
・環境省や気象庁のホームページでも確認できます。
2.熱中症リスクの高い方に声かけをしましょう
・熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者の方々は十分に注意しましょう。
・3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけをお願いします。
3.外での運動や活動は中止/延期しましょう
・不要・不急の外出はできるだけ避けましょう。
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動や活動等は、原則、中止や延期をしてください。
4.「熱中症予防行動」を普段以上に実践しましょう
・環境省・厚生労働省から示している、「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントを心がけましょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
急に暑くなる日は特に注意
感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンや扇風機で上手に室温を調整しましょう。暑い日には決して無理せず、外出する際は、冷却グッズを身につけ、涼しい衣服の着用等で暑さ対策をしましょう。
適宜、マスクをはずして休憩を
屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずしましょう。マスク着用時は、負荷のかかる作業や運動を避けましょう。
こまめに水分・ほどよく塩分補給を
のどが渇く前に水分補給を心掛けましょう。大量の汗をかいたら、スポーツドリンク等で、水分とともに塩分もとりましょう。
日頃から健康管理を
体温測定、健康チェックを日頃から実施しましょう。
「丈夫な」体づくりを
十分な栄養や良質な睡眠、適度な運動を心掛け、熱中症にかかりにくい体づくりをしましょう。
「熱中症警戒アラート」活用しよう!
1シーズンの「アラート」発表数は、東京都の場合は平均で7日程度との事です。
高温注意情報の発表数と比べると、半分程度の頻度です。
「熱中症警戒アラート」は、より危険性の高いときに絞って発表されます。
熱中症に注意して、この夏を過ごそう!
この記事は、ウエザーニュースの『「熱中症警戒アラート」今月28日から全国で運用開始 気象庁と環境省』を参照しています。
「新型コロナウィルス感染症 拡大防止」
3密を避けて感染拡大を防ごう!
家に帰ったら、手洗い、うがい、除菌を忘れないでください。