日本郵便が注意喚起
不審な植物の種のようなものが入った国際郵便が各地に届いています。
この問題で、日本郵便は、注文した覚えがない郵便物が届いた場合には、開封せずに近くの郵便局に届け出るよう注意喚起しています。
中国から?日本各地に謎の種届く
農水省「植えないで」
日本郵便によると7月31日に「身に覚えのない種が届いたが、どうすればいいか」といった問い合わせがあったそうです。日本郵便では、届いた郵便物に身に覚えがなく、受け取りを拒否する旨を郵便局に申し出れば、差出人に送り返す手続きをします。差出人の住所がなければ3カ月間保存し、その間に問い合わせなどがなければ破棄するそうです。最寄りの植物防疫所に相談することも大切です。
なぜ?
指摘されているのが「ブラッシング詐欺」です。
種が送りつけられる事案はアメリカでも相次いでいて、現地の報道によると、アメリカ農務省は「ブラッシング詐欺」の可能性があると説明しています。
これは、オンラインで商品を販売している業者などが勝手に商品を送りつけたあと、受取人になりすまして、その商品や業者にネット上で高い評価をつける手法です。
アメリカの場合では伝票の中身は宝石などと書かれていて、実際の中身は種だったとしても、宝石を販売したことにして、販売実績の高い評価を水増しします。
販売実績情報を参考に商品を購入しようとする顧客を増やすねらいです。
とにかく、注文した覚えがない郵便物が届いた場合には、開封せずに近くの郵便局に届け出ましょう!