最後のメインエンジン噴射開始 JAXAが公表
「はやぶさ2」は、令和2年の11月か12月の地球への帰還を目指しています。
帰還を目指した最後のメインエンジンの噴射を始めたとJAXAが公表しました。
現在の飛行状況
「リュウグウ」の探査を終えた「はやぶさ2」は、地球への帰還に向け1回目のメインエンジンの噴射を2月まで800時間余り行いました。現在、地球からおよそ1億6000万キロ離れた位置を飛行中です。
帰還に向けた最後のメインエンジンの噴射開始
12日午前7時にメインエンジンのイオンエンジン4基のうち1基がプログラムに従って正常に噴射を始めました。メインエンジンの噴射は、地球までの距離がおよそ4000万キロに近づく、9月ごろまで続けられることになっているそうです。
地球への帰還
9月以降は、メインエンジンを使わないで、姿勢制御用の装置で軌道を微修正します。そして、11月か12月に岩石の破片が入ったとみられるカプセルをオーストラリアの砂漠に落下させる計画です。
JAXAは、カプセルを回収して太陽系の成り立ちを研究するほか、生命に関係する有機物が存在するか解析を行うことになっています。
がんばれ、はやぶさ2!
待っています、「はやぶさ2」